Dec 30, 2011

Prague

今回の旅の最初の目的地は
チェコの首都、プラハ

僕のプラハに対するイメージは


綺麗で芸術的な街並み
物価が安い(スイスに住んでるため、ありがたさがヤバイです。)
音楽(クラシック)

といったものだった。

だが、
実際に訪れてみると
想定外の事に関心がいくようになったた。

確かに
観光のスポットは想像通り美しかったけど、何かが違う。

両替屋が街中にありふれている。

・観光客を相手の商売がやたらと目立つ。

・多くの建物の造りは美しいのだが
手入れをしていないのか黒ずんでいる。

・少し中心部を離れると
街並みは汚く、治安は悪くなる。

・日本人観光客が少なく、
中国、韓国からの観光客が非常に多い
(物価の影響?好みの違い?

・街中で英語を話す人がすごく多い
これは、観光客が多いクリスマスだった事が大きく関係するのかもしれないが、それでも現地の人の英語力のレベルは高かったことは事実。

僕個人の考察として
(既に誰かが考えてそうだが…)
母語の力が弱い場合は、他言語の重要性又必要性が高まり、その結果国民の言語能力が比較的高いのでは?
と考えた。

「母語の力が弱い」とは
①その言語がどれだけの人に使われているか

②その言語を使用している国が
経済や政治において、国際的にどれだけの影響力を持っているか

を基準に計ることができると思う。
(曖昧なことは承知です…)

 チェコは他国への依存が比較的高い国である。

というのが実際に訪れてみて感じたことの一つ。

信憑性疑わしい僕の持論と合わせたら

チェコの人たちの英語力の高さに納得がいった。

とにかく
興味深い点をいくつか見つけられた
四日間の滞在だった。

チェコ料理も堪能したし
小さなクラシックコンサートにも
いくことが出来て満足のまま
次の目的地のウィーンに向かうはずだったが、
ホテルから徒歩二分のバスターミナルに行く時に道に迷い、バスを乗り過ごすというハプニング。

5時間ほどバスターミナルで時間潰すはめになったが、無料Wi-Fiのおかげで助かった。
(本当にWi-Fiにおいては日本は融通気かなさ過ぎる。)

こうしてプラハでの滞在を終えました。

滞在期間: 2011年12/23~12/26




Dec 27, 2011

Trip in Eastern Europe

現在クリスマス休みを利用して
東欧を留学先の友達と旅行しています。

プラハ(チェコ)
ウィーン(オーストリア)
ブタペスト(ハンガリー)
の三都市を今のところ訪れました。

元旦には
ザグレブ(クロアチア)へ、
その後
リュブリャナ(スロベニア)
ベネツィア(イタリア)
バーゼル(スイス)
という予定です。

旅行期間は12/23 - 1/6 と約二週間です。

空いた時間を使ってブログを書こうと思いますが、iPod touchにカメラないので、各都市のまとめのアップロードは後々写真と共にしていく予定です。

出来るだけ毎日
ちょっとした出来事などを綴っていきます!

Dec 7, 2011

スイスの政治事情 1

つい先日、日本ギャップイヤー推進機構教会(JGAP)さんのWEBサイトに
僕のエッセーを提供した。

内容はスイスでの学習や生活に関して。

まだ留学期間折り返してもいないのだが

現時点で感じている様々なことを書き綴った。

リンクはこちらhttp://japangap.jp/essay/2011/11/post-1.html

そこで


国籍多様なの留学生仲間達と一緒に話しあったトピックの一つである、

スイスの政治事情について少し深く紹介したい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 左のポスターはスイス国民党(SVP)のものである。

これが何を意味するのか考えて欲しい。

白い羊が黒い羊をスイス国旗の上から追い出している。

ダイレクトに読み取るとこういうことだ・・・

「黒人はスイスから出て行け。」


海外メディアの報道などを踏まえると

スイスで起きた犯罪の多くは、アフリカ系や中東系移民によるものが多く、

そうした犯罪を減らすために、外国人政策の強化に焦点を当てているのがSVPだ。

まあ右派であることは明らか。

SVPがこの人種差別的なポスターを平然と街中に貼っていたというのには


本当に驚くばかりだ。。。



 2枚目のポスターは

ミナレット(イスラム教の建物)をミサイル風に見立て、
描かれている人物も含め、黒一色で色塗られている。

イスラム教=テロリズム的な偏見のように思える。


これはスイスでミナレットの建設を禁止するといった

SVPのキャンペーンの一環である。



近年スイス国内で、ムスリム人口が増えているということが一般的に背景とされている。


しかし、スイス人の友達によると、

「確かにスイス国内でムスリムは増加傾向にはあるが、

スイス総人口のうち、習慣的に礼拝に通うムスリムの人数の割合はとても低い。」



そして2009年、

国民投票によってこれが法律として可決された。

私はこのニュースをスイスに来てから知った。

信仰の自由が全く感じられず、ひどい国だと思ってしまった。

宗教に疎い日本人の僕でもそう感じたのだ。

隣に住んでるトルコ人(スイスで間違いなく最も中のよい友達の一人)によると

かなりショックが大きかったようだ。

ムスリムである彼にとって、少なくとも以下の2つの問題が考えられる。

①スイス人の中には、

「トルコ移民は程度が低く、犯罪を起こしているのはいつも彼らだ」

というバイアスを持っている人が比較的多いということ。

残念なことにそのバイアスは、

移民ではなく留学生である友達にも向けられる。


イスラム教に対して否定的な考えを国民が持っていること。

これはミナレットの国民投票で証明された。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スイスに来る前に

黒いスイス (福原直樹)

を先輩から勧められたので読んだ。

この本を通してスイスのシビアな歴史をそれなりに学んだつもりだった。

(タイムリーなトピックはマネーロンダリングくらい。)

「一般的なスイスに対するイメージはキレイすぎる。」

本を読んだ後そう思った。

しかし、実際にスイスで生活してみて感じたこと、

「スイスはまだまだ黒い。」














Facebook comment