Mar 27, 2012

WINGS FOR JAPAN


今日はチューリッヒ空港に行った。

その理由は、

日本からスイスにやってくる

3.11東日本大震災の被災者の団体40名

の到着のお出迎え。


なぜ、日本からスイス?

と思われる人がほとんどだろう。



WINGS FOR JAPAN

という企画がある。


これはスイス人が立ち上げたプロジェクトだ。

その方は

スイス航空で働いて、日本に精通している方である。


WINGS FOR JAPAN の内容は


被災者の方々をスイスへ招待して

スイスの自然に触れる機会を設け

心を癒してもらおう


といった感じだ。

(少し意訳が入ってしまったが・・・)









このプロジェクトには


文藝春秋
スイス航空


といったスポンサーが付いている。


到着の際には


スイスの有名テレビ局のカメラも駆けつけていた。


つまり、


あの悲劇的な震災から1年以上経った今


日本から遠く離れたスイスには、


被災者の方々に関心を寄せ、


実際に行動を起こしている



企業

テレビ局

人間


たくさんいるということ。



一人の日本人として

このプロジェクトに協力している方々には

本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。



僕の仕事は

出迎えだけだったので、

彼らと会話は出来なかった。


それでも、

荷物運びを手伝った時、

子供たちにお菓子を渡した時に見た

彼らの顔の表情

僕はまだ覚えている。



一見、明るく見える。

しかし、少し奥に暗さのようなものを感じた。



そう。


これはスイス旅行のツアー団体ではないのだ。



彼らはなぜスイスに今回来れたのか?


- それは、彼らが被災者だから。


それがかえって、

彼らを苦しめていないかどうか疑問が残る。



彼らに同行していた

日本からの記者の数人は、

彼らにとっては

不必要な存在であると思う。


(重要なスポンサーなので、主催者側は文句は言えないのだろうが・・・)





参加者の方々には、

スイス滞在中

”被災者意識”無しで

思いっきりリフレッシュして欲しい。


ホスト側が

どんな企画を用意しているのかも気になるところである。


日本の方々は

ネットや雑誌、新聞で

WINGS FOR JAPAN に関する記事を見つけたら

ぜひ、目を通してもらいたいと思う。




以上、ただの学生のつたない文章でした。



WINGS FOR JAPAN

ホームページ: http://www.wingsforjapan.com/


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